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左の写真はWikipedia Commonsのご好意により使わせて頂いております。この写真でわかる様に花は水盤と呼ばれるフラットな形状のコンテナー(あえて訳すと「花瓶」)の上に活けられております。花を支える為の剣山と呼ばれるメタル製のプレートは見えませんが間違いなく剣山が使用されております。剣山には無数の針がついておりこの針に花の茎を差し込む事により花を支えるのが生け花の一般的な生け方です。右下の写真は当校の卒業生であるMs. Moon Soon Lee女史(現在韓国のソウル市でフラワー教室を主宰中)による作品です。上述の如く水盤や剣山を使用する為、一般のフラワーアレンジメントの手法とはかなり異なっております。米国においてフラワーショップを経営したり、フローリストで働いたり、あるいは結婚式や葬儀の際にフラワーデコレーションをする場合には生け花の手法はまったくと言って良い程つかわれないのが現状です。ホテルや協会での花の飾り付けにも生け花の手法は殆ど使われません。従って米国において生け花を学びたいと思っている方の殆どがビジネスの為に学ぶのではなく純粋に日本の伝統的なフラワーアートを学びたいと言うものであり、その様な方の殆どが日本の文化に非常に興味を抱いているものと思われます。日本においては嘗ては嫁に行く前の大和撫子が身に着ける必修科目でありましたが昨今では欧風のフラワーアレンジメントにおされ気味であり、特に若年層を中心に生け花離れが進んでいると聞き及んでおります。しかしそれでも日本の伝統的な生け花を学びたいという人がいらっしゃいます。当校においては生け花アレンジメントの初級コースと中級コースも設けております。またこのページで紹介するショートプログラムはコースで長時間のレッスンを受ける程には興味はないが一度体験して見たいという人の為に新設されたプログラムです。このプログラムではビギナーでも可能なデザインを2作品体験できます。ショートセミナーとして受講されてもいいですし、あるいは生け花アレンジメント初級コースへ入学する前に当校の教授方法等に関して吟味をしたい方に最適といえます。費用は花代、水盤、剣山の代金を含めて$98となっております。おもに米国人を対象としたプログラムと言えますが日本人でも参加できますので興味のある方は info@california-academy.comまでメールをお願いいたします。このプログラムはウィークデイのみならずウィークエンドでも受講できます。レッスンはSan Jose main classroomとBurlingame extension classのどちらでも受講できます。
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